[コラム] Houde’s Christmas Tree Farmでツリーピッキング

コラム

サンクスギビングが終わると次なるビッグイベントはクリスマス!

アメリカでは、近所のスーパーやホームセンター、クリスマスツリーの特設販売所などでクリスマスツリー用の生のモミの木を簡単に手に入れることができますが、ファームに行って好みのモミの木を切ってくる「ツリーピッキング」をすることもできます。日本にいると経験できないツリーピッキングはボストン生活の思い出の一つになるはずです。

また、ファームで切ってきたモミの木はホームセンターなどの木より新鮮で長持ちするし、自分で選んで切った木だと一層愛着が湧きます。

今回のコラムでは、2019年のサンクスギビングが終わった後すぐに行った、Houde’s Christmas Tree Farmでのツリーピッキングの様子をご紹介します。

ファームに到着

Brooklineから車で約40分。ファームに着くと、かわいいリースやスワッグに一気にテンションが上がりました。

ノコギリとソリを借りる

駐車場に車を止めたあとは、特に受付や説明などはなく(さすがアメリカ笑)、無料貸し出しのノコギリとツリーを運ぶためのソリを勝手に借ります。ソリに子どもを乗せて、ツリーピッキングのスタートです。

お気に入りのモミの木を探す

ファームには、色々な種類のモミの木がとにかくたくさん植えられていました。

  • 大きさ:植えて間もないものから2mを超える大きなものまで
  • 木の形:細長くシュッとしたもの、丸っこいもの
  • 葉の色:深緑、黄緑、白っぽい緑
  • におい:あり、なし

まさか、こんなにも種類があるとは思っていなかったので、お気に入りの木を見つけるために、あっちに行ったりこっちに行ったり、またさっきのところに戻ったり…とかなり時間がかかりました。私は友だち家族と一緒に行ったので、子どもたちがパパと機嫌よくソリで遊んでいる間にゆっくり選ぶことができましたが、寒い時期なので、行く前にはある程度どんなモミの木が欲しいのかを考えておくといいと思います。

特に大きさについては、同じ木を家の中で見るのと、屋外で見るのとでは感じ方が違います。ツリーピッキングに行く前に自宅でどれぐらいの高さのモミの木がほしいのかを考えておくと、モミの木選びが格段に楽になると思います。

モミの木を切る

お気に入りの木を決めたら、借りてきたノコギリで木を切ります。ここは最大の思い出ポイントなので、パパと息子もソリ遊びを中断してやってきました。私は150cmほどの丸っこいモミの木を選びました。細い幹なので子どもと一緒に切ってもあっという間に切ることができます。

モミの木の高さで決まるお会計

次はお会計です。切ったモミの木をソリに乗せて、ファームの人がいる場所まで運びます。ファームのお兄さんに木を見せると「Perfect!」とかなり大袈裟に褒めてくれます(笑)そして、「少し短く切る?」と聞かれたので「10cmほどお願いします。」と答えると、また「Perfect!」と褒められます(笑)褒め上手なお兄さんが、高さ調節をかねて切り口をきれいに切り直してくれました。

そして、その後、モミの木を赤い筒の中にズボッと入れると、反対側からネットにすっぽりおさまったモミの木が出てきました。各所で売られているモミの木はどれもネットに包まれていますが、こんな風にネットをかけられていたなんて驚きでした。

車に載せて帰る

私が購入した木は150cmほどだったので車の中に載せることができました。ただ、チクチクした葉がカーシートに絡まって掃除がとにかく大変だったので、(1年後もまだ残っている葉がちらほら笑)ゴミ袋やレジャーシートなどに包んで持って帰ってこればよかったなぁと反省しました。

大きな木を購入した場合は、車の上に乗せて紐で縛りつけて運びます。スタッフの方が手伝ってくれるところもあるそうですが、ほとんどは自分でしなければいけません。

あると助かる持ち物

手ぶらで行けるツリーピッキングですが、あると便利なものもいくつかあります。

  1. 長靴:地面が濡れていたり雑草が生えていたりするので、履いていくと服が汚れません。
  2. 軍手:ソリへの載せ降ろしの時に便利!
  3. レジャーシート:車の中に入れて持って帰ってくる時にツリーを包んだり、車の上に載せる時の傷防止のために木の下に敷いたりと何かと使えます。
  4. 丈夫な紐:車の上に載せて帰ってくる時にあると安心!

飾り付け

日本に比べてオーナメントが手に入りやすいので、日本から持って来なくても十分揃います。以下はオーナメントが手に入るところ(個人的に安い順)の一例です。

旅行先のお土産コーナーにも必ずと言って言いほどオーナメントが売られているので、わが家では旅行の思い出に毎回購入し少しずつ集めています。

楽しませてくれてありがとう、モミの木とさよなら

クリスマスが終わり、新年を迎えてもまだ生き生きしているモミの木。部屋の中に緑があるのが好きなので、クリスマスが終わり、オーナメントを全て外したあともしばらく部屋に飾り、水をあげていました。

ツリーの処分は、住んでいる市のHPなどに回収日程が掲載されていて、決められた日に道路沿いに出しておくと持っていってくれるのでとても簡単です。回収されたモミの木の一部は、公園などで見かけるウッドチップになるそうです。

家での時間が増える季節に約2ヶ月もの間、家族を明るく幸せな気持ちにしてくれたクリスマスツリー。自分で切ってきた思い出付きで一段と記憶に残るクリスマスになりました。

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