[コラム] 最後まで続けられる!?週4日×8週間 Brookline Adult & Community Educationでの英会話

コラム

渡米して約半年が経った頃、そろそろ本格的に英会話を勉強しなければと思い、息子がプリスクールに行っている時間を利用して、まずはJuliana先生のプライベートレッスンを受けることにしました。

プライベート英会話は「費用」と「モチベーションの維持」が難点

1時間のプライベートレッスンでは、私が会話の中でよく使う表現を正しく自然な言い方に直してくださるので、とてもためになりました。

しかし、プライベートレッスンは単価が高く、先生にもよりますが1回あたり$25〜40が相場。日時も自分で自由に決めらるので、次第にレッスンの間隔が開きがちになってしまいました。

そんな時、Juliana先生から、「私も講師の一人としてBrookline Adult & Community Educationで週4日英会話を教えているから、あなたも受講しにきたら?もうすぐ新しいタームが始まるよ。」と教えていただき、2020年1月に受講登録したのが始まりです。

Brookline Adult & Community EducationのESLクラスとは

Brookline Adult & Community EducationのESLクラスは、種類豊富にクラス設定がされていますが、まず始めるとするならば、初級者・中級者・中上級者・上級者クラスのいずれかだと思います。(その他には、Reading中心のクラスや映画を通して英語を学ぶクラスなど色々あります。)

開催場所は、Brookline Town Hallからすぐの「Korean Church of Boston」というところです。

クラス選び

これらのクラスのどのクラスを受講するかですが、サイトを見てみると、クラス選びの参考になるオンラインテストが無料で受けられるようになっています。

ただ、このテストはWritingとReadingに特化したテストなので、日本人にとってはやや簡単です。おそらくListeningとSpeakingが苦手だという日本人が多いと思うので、テスト結果も参考にしながらレベルを考えるのがいいと思います。

クラス変更も簡単

どのクラスも同じ回数のクラスであれば料金は同じなので、初回のレッスンを受けた後にクラスを変更することもできます。実際に私も、中級者クラスを申し込み、初回のクラスに参加しましたが、途中で中上級者の先生が教室に来て、「中上級者クラスの受講者が1人しかいないので、誰かクラス変更する人いない?」と言われ、変更した一人です。特に登録のし直しや料金の払い直しはありませんでした。

中上級者クラス体験談

ここからは私が実際に受講した中上級者レッスンの体験談です。

破格な値段設定

中上級者クラスは、毎週月〜木曜日の週4日、8:30〜10:00までの1時間半の授業でした。レッスンはほぼ毎日、しかも朝の早い時間、さらに1〜3月という寒い時期、本当に最後まで続けられるのか、不安要素をあげたらキリがありませんでした。

しかし、ネイティブ講師のレッスンが32回で約$288(1回あたり$9!!)というボストンの英会話教室にしては破格だったので試しに受講してみることにしました。

明るいネイティブ講師・同じレベルのクラスメイト

先生は「Ronna(ロナ)」と言うネイティブの先生で、とっても気さくで冗談を言うのが大好き、そして何より外国人に英語を教えるのがとっても上手な女性の先生です。

一緒に学習するメンバーは、日本人が私を含め3人、韓国人が1人(途中から参加)の計4人という少人数でした。ここまで参加人数が少ないのは稀のようですが、私が通っていたタームは多くても15人程のクラスばかりでした。

レッスン内容

私は毎朝、息子をプリスクールに送ってそのまま教室へ向かいました。一度家に帰ってしまうと出かけるのがめんどくさくなってしまう性格なので、家族全員で家を出て、息子を送った後に、夫は職場へ、私はESLへ行くという毎日でした。

授業では先生指定の上記のテキストブック(Amazonで購入)を使いますが、全てのページをすると言うよりは、必要な箇所をやって足りないところは先生の自作プリントで深く学習すると言う感じです。

内容は、中学〜高校で勉強したような、過去形・受け身・不定詞・接続詞(まだまだたくさんあります)などを2日で1トピックほどやっていきます。知っている文法だけどなんとなく使えなかった表現をもう一度復習し使えるようにしていく感じで、無理なく学習できる内容でした。毎日ではありませんが、週に2〜3度簡単な宿題が出ました。

授業中に理解があやふやな部分があると、その都度、気軽に質問できます。こちらから質問しなくても、理解できずわからなそうにしていると、ロナが「ついてこれてる?」と確認し、わかりやすく言い直してくれるので、よくわからないまま終わると言うことはほとんどありませんでした。

ロナが、文法の説明やポイントなどをホワイトボードに書きながら説明してくれるので、筆記用具とノートは必須です。私は気分を上げるために気に入ったノートを買って英語用ノートとして使っていました。

アメリカの紙製品は高いので(でも、品質がいまいち)、ノートを買う時には「使わなくなったらもったいないから、勉強頑張れよ!」と自分に喝を入れて買いました(笑)

月曜日はほぼフリートーク

毎週月曜日には、土日にあったそれぞれのエピソードを話す時間が設けられ、その話が盛り上がってテキストやプリントをする時間がちょっとだけということも多々ありました。

これがまたおもしろくて、他の生徒さんの家庭の様子もよくわかるし、土日のお出かけ情報をお互いにシェアできるので私の大好きな時間でした。

また、月〜木曜日のレッスンだったので、金・土・日は英語を話す機会が格段に減り、月曜日はロナの言っていることがいつもより聞き取れないと言う事態が私を含めほとんどの生徒で起こりました。そんな時、ロナは、頭のネジを回すジェスチャーをしながら、「話すスピードを中上級者レベルから中級者レベルにしなきゃいけないわ」と笑いながらよく言っていました。

最終日はロナとクラスメイトとモーニング

途中Winter Vacationなどをはさみながら約3ヶ月近く続いたレッスン。その最終日はロナの提案で、Korean Church近くのアメリカンダイナーでモーニングをすることになりました。モーニングとは思えない量のパンケーキを食べながら、他愛もない話をしていたら、あっという間に終わってしまった楽しい時間でした。

その後、すぐにコロナの自粛期間になってしまったので、この英会話もin-personでの開催は中止となり、全てのクラスがオンラインに変更になりました。(2020年12月現在もオンライン開催)

息子のプリスクールも休校になったので、次のオンラインでの授業は受講することができませんでしたが、その間も、ZOOMでフリートークをしたり、メールでやり取りしたりと交流は続きました。

最後に

始める前は、週4日8:30〜10:00のレッスンは、私には多すぎて無理かもしれないと思っていました。

ですが、いざ始めてみると、毎回同じ先生・同じクラスメイトと行うレッスンスタイルは、休むとみんなが心配してくれるので簡単にサボることもできず、私にぴったりでした(笑)

また、ロナの明るい性格と同じレベルのクラスメイトが集まるアットホームな雰囲気は、言いたいことが言えず止まってしまったり、間違えたりしても「全く恥ずかしくない」むしろ「もっと喋りたい」と思える環境でした。その雰囲気は、とても居心地が良く、長続きした最大の理由だと思います。

アメリカに住んでみると、英語を第二言語とする非ネイティブの英語はなんとなく聞き取れても、ネイティブの英語はさっぱりわからないと言う話をよく耳にします。ネイティブの先生から楽しく英会話を学べるとてもいい機会だと思うので、ご興味のある方はぜひ申し込んでみてください。

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